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広島の名水

4 東照宮・御神水
場所:広島市東区二葉の里2丁目1-18
34.403754,132.475627  マップ


東照宮・御神水

(2010/08/15)
 

JR広島駅の北側の二葉山の麓にある東照宮の本殿裏に御神水の名水井戸があります。
二葉山のシリブカシ(どんぐり)の木が水源となり、軟水のさらりとしたおいしい水でした。
ここ最近は、井戸が枯れて飲むことができないようです。


「御神水」の説明書きから
鎮守の杜のお宮が、心霊の籠る場所に相応しい水源地に多く祭られているのは、生命の源の水を神々が司られ、人々がその水を農耕、飲用水として恵んで頂くという姿を示すものといわれています。
当宮の境内山林(二葉山の南面の約1万坪)が、今でも絶え間なく大気を浄化する、日本一の「しりぶかがし」群生の樹林帯に覆われているのは、地中深く伏流水を蓄えて、地上を潤し続けて居るからであります。
この井戸は江戸時代の初め、慶安元年(1648)今から約三百五十余年前、東照宮創建と共に古く、古書にも当宮東脇の風呂の谷の井戸が旱魃にも枯れなかったので、大阪の”亀の井”にも擬せられ”亀井の水”と呼ばれたとあるように、夏場でも湧き水があり、正に神井と呼ぶに相応しいものであります。また、二葉山の湧き水は名水として縮景園に運ばれ飲用された記録もあります。
当宮の祭典には、この水を神饌に用いてきた伝統があり、毎朝の神前にたてまつっていることは勿論神聖なる力を備えた霊水として、崇拝され、水無月と大晦日の大祓に、の水を当宮大釜で焚き、湯祓神事と祓て城下町の平安を祈っていました。
その外春秋の例祭の茶会、元旦の大釜ぞうにや七草粥、さらには病気平癒、健康増進、調理、コーヒー用に至るまでの神徳を人々に授けています。
また、若水とは、元旦の早朝に奉献せし御神水にして、これを拝戴すれば邪気を祓って明朗快活延命長寿を保つと伝えられます。社務所


東照宮 (2010/8/15)